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灘五郷

灘五郷

〜神戸の酒どころ〜

神戸には日本三大酒処のひとつとして有名な「灘五郷」があります。

神戸市から西宮市にかけての沿岸部にかけての5つの地域からなり、日本を代表する酒処として室町時代から栄えてきました。灘五郷には日本トップクラスの酒蔵がいくつも点在し、中には今現在も伝統的な木製の家屋を使用している蔵も存在します。

そして灘五郷に数多くある資料館では、酒造に使われる昔ながらの手法や道具を見ることができ、酒蔵によっては、試飲などの体験ができるところもあります。お酒好きや歴史好きの方にはぜひ訪れて頂きたいスポットです。もちろん、新鮮な日本酒を試飲してみたいという方には絶対おススメです。

灘五郷では600年以上に及ぶ長期にわたり、自然の恵みと灘の酒造りに不可欠な職人技によって最上級の酒を造り続けていました。灘の酒は、灘五郷にしかない4つの大切な要素が、互いに影響し合うことで生まれるといわれています。まずは、灘五郷の酒に使われているのは兵庫県で収穫された米、山田錦です。山田錦は「酒米の王様」と呼ばれており、その品質の高さは酒造に最適と言われています。

そして、酒造りに使われるもう一つの自然の恵みは「宮水」です。江戸時代後期に発見された六甲山系から流れる地下水で、日本酒のなかでも他に類を見ない味、灘の酒を生み出すのに不可欠な水として愛用されてきました。更に酒造りに不可欠な職人とは、丹波地方の熟練の杜氏、丹波杜氏です。非常に優れた技術と長年培ってきた知識により、彼らは酒造り全体を監督し、大変重要な役割を果たしています。

最後に灘の酒の象徴的な要素として、「六甲おろし」が挙げられます。六甲山系から吹き降ろす寒風のことで、酒の酵母を低温に保ち、それによりもろみが腐ることを防いでいるのです。

こうした要素が絶妙に絡み合って完成する灘の酒は、まさに唯一無二の味を醸し出しています。
灘五郷で造られる酒は「男酒」と呼ばれ、力強い香りと味わいが特長的。
そのシェアは日本で製造される日本酒の30%にも及びます。日本人になくてはならない代表的な酒として愛され続けています。

灘五郷のそれぞれの地域、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷は、兵庫県の海岸沿いに位置しており、神戸の中心地から十数キロと立地的も利便性が高いが特徴。電車でも比較的近い場所にありますので、神戸に訪れた際には是非酒蔵まで足を延ばして、灘五郷の風情ある趣、そして灘の酒の味わいを体感してみて下さい。もし灘五郷まで旅行する時間がないという方も、灘の日本酒を提供している飲食店が神戸には数多くあります。

神戸に来たらぜひ、神戸の郷土料理とともに灘の酒を味わってみて下さい。